日本の色、「藍」が、
これから彩るのは、日々のごはん

軒先ののれんから、人々が身につけるものまで。
日本の町中を彩っていたのは、天然の「藍色」でした。
明治の初めに日本を訪れたある外国人は、
その色こそ、まさに「日本の色」と捉え、「ジャパンブルー」と称えます。
当時、藍の中でも特にそのクオリティの高さで知られたのが、
江戸時代から続く一大産地、徳島で作られる「阿波藍」でした。
やがて、近代化の波と共に、いつしか安価な合成染料におされ、
隆盛を誇った阿波藍も一時は衰退の危機に陥ります。
しかし、近年、天然の藍が持つ良さが再び見直されると同時に、
からだに良い食材としても注目を集めるようになりました。
もともと、漢方薬としても活用されていた藍。
最近の研究では、抗菌・抗ウイルス作用の可能性も指摘され、
様々な効果が期待されています。
「身につける藍」から「食べる藍」へ。
私たち日本人にとって身近な藍を、もっと身近に。
藍の新たな魅力は、日々の食卓から始まります。

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プロフィール

  • uraku(うらく)とは、ファッション誌や広告などで活躍中のモデル・田沢美亜(たざわみあ)と、アパレルブランドのプレスやディレクションを手がける石崎由子(いしざきゆうこ)が、2015年に立ち上げたユニット。日本各地に残るぬくもりある手仕事や確かな技、それら日本人が大切にしてきた美意識や心を、現代の生活や次世代に継承していくことを目的にしています。現在、メルセデス・ベンツWebサイト上での連載(毎月)や、アパレルブランド・ロペ エターナルにて、江戸の手仕事を紹介するイベントを毎月開催しています。今回、「藍のある暮らし」のイベントを企画するにあたり全体のディレクションを担当しております。

  • 株式会社ボン・アームは徳島市内を中心に調剤薬局の運営をしながら、伝統的な藍染文化と藍食文化を合わせた商品の開発を行っている会社です。もともとは調剤薬局の運営が主な事業でしたが、健康な身体を支えるのは薬だけではないと考え、現在、季節野菜を使ったスープの考案や藍をフードとして捉え、食事面からも健康を考えてもらえるよう様々な取り組みを行っています。今回、藍をドレッシングやハーブティーと合わせるなど新たなフードメニューの開発と共に、藍を啓蒙する目的で徳島県からのサポートを受け、この「藍のある暮らし」のイベントを実施するに至りました。

  • 薬膳料理家 青山有紀

    京都市出身。京都市内で料理屋を営む母と韓国薬膳に精通した祖父母に囲まれて育つ。生まれ育った京都のおばんざいと幼い頃から食べて育った韓国料理の素晴らしさを伝えたいと、美容業界を経て2005年に京おばんざい屋「青家」を、2010年に京甘味処とお持たせの店「青家のとなり」を東京・中目黒にオープン。両店ともに閉店し、京都にて新アトリエオープンに向けて準備中。北京中医薬大学日本校卒業、国際中医薬膳師資格取得。