公開日 2025年11月7日
「SiriにGemini採用か、Appleの方針を報道」、「Geminiの調査機能がメールや社内資料と連携」をはじめ、今週注目された4つのAIニュースを紹介します。各ニュースの背景と、仕事や暮らしへの影響をわかりやすく整理しました。
WEEKLY AI NEWS PICKUP
週刊AIニュースのピックアップ
01
SiriにGemini採用か、Appleの方針を報道
Appleは音声アシスタント「Siri」の刷新に向け、GoogleのAIモデル「Gemini」のカスタムバージョンを採用する方針を固めたとBloombergが報道。契約成立となればAppleはGoogleに年間10億ドル(約1500億円)を支払う見込みです。Siriの再設計プロジェクトは「Glenwood」と呼ばれ、2026年のリリースが見込まれています。OpenAIやAnthropicも候補でしたが、最終的にGoogleと提携する方向になった模様です。
02
Geminiの調査機能がメールや社内資料と連携
Googleは、AIアシスタント「Gemini」の「Deep Research」機能に「Google Workspace」を統合したと発表。これにより、Gmail、Google Chat、Google ドライブの文書、スプレッドシート、PDFなどを資料として直接活用でき、インターネット上には存在しない社内情報を基に、より高品質なレポート生成が可能になった。従来はファイルを個別アップロードする必要があったが、この連携により業務効率が大幅に向上。すべてのGeminiユーザーが利用可能で、モバイル対応も近日中に開始される。
03
GoogleマップにGemini、目印で道案内
Googleは、Googleマップに生成AI「Gemini」を導入し、ナビゲーション体験を強化しました。従来の「100m先を右折」ではなく、「コンビニの角を右折」といった直感的な案内が可能になります。また、音声操作でルート検索やEV充電器確認、カレンダーへの予定追加が行えるように。さらに、渋滞や事故の自動警告や、Googleレンズ連携で店舗の雰囲気を尋ねる機能も搭載。現時点では主に米国で展開中です。
04
AmazonがPerplexityの代理購入停止を要求
Amazonは、AIブラウザ「Comet」を提供するPerplexityに対し、Amazonサイト上での自動商品購入機能の停止を要請しました。Cometでは、AIアシスタントがユーザーに代わって商品を探し、購入処理まで代行する機能を備えており、Amazonはこの仕組みにより「ショッピング体験と顧客サービスが著しく損なわれている」と懸念を表明。これに対しPerplexityは「Amazonの広告優先政策がユーザーの権利を侵害している」と反発しています。
EDITOR'S VIEW
今週の所感
AIは専用の画面を開いて使うものから、スマホや身近な機器の中で自然に働くものへ近づいています。便利さだけでなく、どの情報を預けるかも含めて、自分に合う距離感を考えたい一週間でした。