公開日 2024年4月29日
「Microsoft、商用利用可のSLM「Phi-3」リリース スマホで動くモデルも」、「AppleがAIスタートアップ企業を買収してた。その意図は…?」をはじめ、今週注目された4つのAIニュースを紹介します。各ニュースの背景と、仕事や暮らしへの影響をわかりやすく整理しました。
WEEKLY HIGHLIGHTS
今週のハイライト
01
Microsoft、商用利用可のSLM「Phi-3」リリース スマホで動くモデルも
この記事では、マイクロソフトが新しい小規模言語モデル「Phi-3」を発表したことを報じています。このモデルは三つのサイズ(mini、small、medium)で展開され、最小モデルのPhi-3-miniは38億パラメータで訓練され、すでにAzure AI Studio、Hugging Face、Ollamaで利用可能です。 Phi-3モデルは、主要なベンチマークで同じサイズまたはより大きなサイズの言語モデルよりも優れたパフォーマンスを示しており、例えばPhi-3-smallは、OpenAIのGPT-3.5 Turboなどよりも優れた結果を発揮しています。
記事を読む02
AppleがAIスタートアップ企業を買収してた。その意図は…?
この記事では、Appleがフランスのスタートアップ企業Datakalabを買収したことについて報じています。DatakalabはオンデバイスでのAI処理を得意とする会社で、この買収によりAppleはiPhoneでの生成AIの能力を強化しようとしていることが示唆されています。特に、AppleはSiriを生成AIで強化する計画を持っており、端末内での処理を強化することで、データのセキュリティと顧客プライバシーを重視する方向性が明らかにされています。 この買収は、演算パワーが大きく必要とされる生成AIをiPhoneで効率的に動作させるための戦略的なステップであることが強調されています。また、AppleはGoogleの生成AI Geminiとの連携も視野に入れているとのことで、今後の発表が待たれる状況です。
記事を読む03
日経新聞、経済情報特化の大規模言語モデル「NiLM」開発
日本経済新聞社は、経済情報に特化した大規模言語モデル「NIKKEI Language Model (NiLM・にるむ)」を開発しました。このモデルは、インターネット上の公開情報を使わず、日本経済新聞社が保有する約40年分の記事データを基に構築されています。これにより、日本の経済情報に特化した専門的な言語モデルが実現されました。 NiLMは、130億パラメーターモデルと700億パラメーターモデルの二つのバージョンがあり、両モデルとも社内の特定のタスクにおいて性能改善が確認されています。これは、日経イノベーション・ラボによるAIプロダクト群の研究開発で利用される予定です。
記事を読む04
生成AIの収益化競争で、マイクロソフトがグーグルに先行
この記事では、マイクロソフトとアルファベット(グーグルの親会社)が2024年第一四半期の決算を発表し、両社ともに予想を上回る業績を報告したことが紹介されています。特に、マイクロソフトは生成AIの商業化において優れた成果を示しています。 マイクロソフトのCEOサティア・ナデラは、同社のGitHub CopilotやOffice 365のCopilot、Microsoft Azure Cloudを通じてのOpenAIのサービスが顧客に大きく受け入れられていることを強調しました。これらのサービスを通じて、マイクロソフトは顕著な顧客増加と売上の向上を達成しています。
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今週の所感
AIは専用の画面を開いて使うものから、スマホや身近な機器の中で自然に働くものへ近づいています。便利さだけでなく、どの情報を預けるかも含めて、自分に合う距離感を考えたい一週間でした。