公開日 2024年8月4日
「ChatGPTの高度な音声モードを一部に提供」、「Geminiの試験モデルが対話AIの評価で首位」をはじめ、今週注目された4つのAIニュースを紹介します。各ニュースの背景と、仕事や暮らしへの影響をわかりやすく整理しました。
WEEKLY AI NEWS PICKUP
週刊AIニュースのピックアップ
01
ChatGPTの高度な音声モードを一部に提供
OpenAIは7月30日、ChatGPTの「高度な音声モード」のアルファ版を少数のChatGPT Plus加入者に提供開始しました。このモードは、リアルタイムで自然な会話を可能にし、感情を検知して反応、ユーザーの遮りにも対応します。音声は4つのプリセットがあり、5つ目のSkyはScarlett Johanssonさんの声に似ていると抗議を受け延期されました。今後数週間で提供範囲を拡大し、秋にはすべてのPlus加入者に提供予定です。
02
Geminiの試験モデルが対話AIの評価で首位
グーグルの次世代大規模言語モデル「Gemini-1.5-Pro-Exp-0801」が、ベンチマークサイト「Chatbot Arena」の2024年7月31日付けランキングで1位を獲得しました。Chatbot Arenaのランキングは、1000万人以上のペアワイズ比較データに基づいています。「Gemini-1.5-Pro-Exp-0801」は、OpenAIの「GPT-4o」シリーズやAnthropicの「Claude 3.5 Sonnet」を下し、1位に輝きました。
03
TikTokがAI利用に毎月約30億円との報道
TikTokがOpenAIのAIモデルの使用料としてMicrosoftに毎月2000万ドル(約30億円)を支払っていることが明らかになりました。この金額はMicrosoftのクラウド収益の4分の1に相当します。MicrosoftはOpenAIと巨額の投資計画を締結し、AIインフラの構築に多額の費用を投じています。アメリカ政府はTikTokに対し、国家安全保障の観点から事業売却か撤退を求めており、今後の動向が注目されます。
04
Canvaが画像生成サービスLeonardoを買収
オンラインデザインツールのCanvaは、生成AIプラットフォームのLeonardo.AIを買収すると発表しました。Leonardo.AIの技術をCanvaの「Magic Studio」に統合する計画です。Leonardo.AIは広告やデザイン、建築業界向けの画像作成用AIモデルの生成プラットフォームを提供しており、買収によりCanvaはAI技術の新たなレベルを実現することを目指します。買収の詳細は公表されていません。
EDITOR'S VIEW
今週の所感
今週は、生成AIが文章だけでなく画像・動画の制作へさらに深く入り込む動きが目立ちました。できることが増えるほど、目的に合う道具を選ぶことと、素材・権利を丁寧に扱うことが大切になります。